概要
火力ボイラの過熱器管、再熱器管そして節炭器管などでは、超音波法による検査が定期的に行われています。しかし、検査のためのスケール除去などに時間を要し、狭隘部では検査できない所もあります。インナーUTは、管の内側から超音波水浸法でボイラ管の厚さを測定する世界唯一のシステムで、ボイラ伝熱管の外面減肉管理の信頼性を向上させるものです。
特徴
- Uベンド管を有するボイラ管の全周・全長にわたる連続厚さ測定
- 検査のための研磨作業が不要
- フィン管やパネル深層部の管まで測定
- 測定結果をパネル図にカラー階調表示
仕様
- 管の厚さ:1.5~20mm
- 管の内径:22~60mm
- 管の長さ:最大200m
- 管の曲率半径:35mm以上
- 測定精度:±0.1mm
- 測定速度:350m/日/台
ボイラ伝熱管の厚さ測定例
- 1日当りの測定距離は?
…1日(作業時間:10時間)当りの測定距離は350m。 - 測定した最長距離は?
…4台の装置を昼夜交代で使用し、約20日間かけてトータル長さで60kmの伝熱管を測定。 - 曲げ半径が一番小さいパネルは?
…曲げ半径35mm以上のパネルであれば測定可能。図1に管内径33mm、曲げ半径35mm、段数23段、全長120mの大型パネルの測定例を示します。 - 段数が一番多いパネルは?
…測定したパネルで1ループ当りの段数が最も多かったのは図2に示す大型パネルで、段数は29段。(管内径42mm、曲げ半径40mm、全長100m) - 長さが一番長いパネルは?
…測定したパネルで1ループ当りの長さが最も長かったのは図3に示す大型パネルで、全長は200m。(管内径36mm、曲げ半径62.5mm、段数23段)
以上のように、インナーUTは曲げ半径35mm以上であれば、チューブの長さに関係なく検査が可能ですが、内径によっては一部測定困難の場合も想定されますのでご相談ください。
主な実績
24年におよぶ適用缶数は240缶


